☆1.45ct☆魅惑の姿―Pt900 アレキサンドライト リング―
本日は、もう少し暖かくなるかと思いきや、日が落ちたらあっという間に気温が下がってきましたね~。ちょっと油断して薄着で来てしまったので、ちょっと寒い今日この頃です。
なんと、北海道は4月も後半の今頃になって、雪が積もっているというニュースを見ました!
ゴールデンウィーク、きっとちょうど爽やかないい気候だと思ってご旅行に行く方もいらっしゃるのではないでしょうか?
季節はずれの突然の雪、まさかまたダウンやマフラー、手袋が必要になるなんて思ってなかったですよね・・・。
何はともあれ、休み明けに体調を崩したりしないよう、どうか暖かくして出かけてくださいね。
ニュースでは、基本的に気温は高くなる「予定」とはいっていたのに・・・。関東の天気も、どうなるか分かりません!
そこで、今回はその”激変”にちなんだジュエリーをご紹介したいと思います。
昔も今も、この姿を見て魅了されない方はいないのではないでしょうか?
今回のピックアップは、「アレキサンドライト」。
人工光の下で”赤紫”色、太陽光の下で”青緑”色にその姿を一変させる宝石です。
実はこの「変色性」の秘密は、その光源の”光の種類”が原因となっています。詳しく話すと長くなってしまうので、詳細はまた別の機会にいたしますが、これだけは知っておくと宝石の”色”を考えるときに便利です。
私たちが日頃認識している”色の付いていない光(白色光)”は、実は虹に代表される七色(赤・橙・黄・緑・青・藍・紫)が混ざり合っています。その光の”色の種類”でいうと、太陽はどちらかというと”青~紫色”寄り、ここでいう人工光(蛍光灯ではなく白熱光やろうそくの火)は”赤~黄色”寄りになっています。
宝石は、その複雑な結晶組織の中で、その個体によって上記の7色を吸収したり透過したりして、私たちの目に様々な「色」を見せてくれています。この時、吸収されてしまう色を除いた、透過した光の色の混ざり合ったものを私たちはその物体の「色」として視認しています。
アレキサンドライトは、実は赤~黄の光と緑~青色の光の透過が同じくらいの割合で起こる珍しい宝石です。その結果、赤色~黄色系の光である人工光(ここではろうそくの火や白熱光)の元では「赤紫系」の色に、緑~青色系の光である太陽光の下では「青緑系」の色に見えるのです。
ちょっと難しい話になってしまいました!!
本来なら、神秘的な現象は神秘的なままにしておきたいのですが、謎の仕組みが分かるとまた宝石の”奥深さ”に面白さを持っていただけると思うので、今回はあえてそこから目を離さずにお話させていただきました。
アレキサンドライトやカラーチェンジ・サファイア、カラーチェンジ・ガーネットのように、光源によってその色を変える宝石たちにとっては、現代はちょっと生き抜きにくい環境かもしれません。この”変色性”は、蛍光灯やLEDのような青色系が強い光源の元では、太陽の下と同じ光の成分になるので思うようにその変化を楽しむことが出来ません。
ガス灯に照らされた路地、ろうそくで晩餐を囲んだ宮廷でのパーティーなど、昔の赤色系統が強い光源の元で生活していた時代であれば、その昼間と夜のアレキサンドライトの姿の劇的な変化は、周りの女性や男性までも、不思議に魅了したに違いありません。
便利になっていくに従って、人は神秘性とはどんどん離れていってしまうのかもしれないですね。
ともあれ、この”謎”の原因を知った方は、よりこの宝石を楽しめることは間違いなし!!
普段はシックな色合いのおとなしめのアレキサンドライト。是非、その劇的な変貌をお楽しみください。
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