フェイバリットストーン 銀座本店

フェイバリットストーン店長ブログ

店長

 店長 内山美緒
 プロフィール

このブログでは、当店が取り扱っているそれぞれの商品のご紹介に加えて、宝石の美しさの楽しみ方、さらにちょっと掘り下げた<美しさの理由>まで、幅広くご紹介できればと思います。
ご感想やご意見、ご質問などを、お気軽にお寄せいただけますと幸いです。

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☆0.311ct☆ ファンシー インテンス ピンク ダイヤモンド

☆0.311ct☆ ファンシー インテンス ピンク ダイヤモンド

まるでハラリと舞い落ちた、桜の花びらの一枚・・・
”インテンス”がつくこのダイヤモンドは、オレンジ味やブラウン味のない、彩度の高い一粒です。
クラリティは「SI-2」と、グレードだけを見ると「内包物が多いのかな?」とご不安に思われると思いますが、この石は写真でもご覧いただけるとおり、肉眼で見えるようなものではありません。
”ガードル”と呼ばれる縁の近くに、3本の「フェザー(亀裂)」が入っていますが、表面に達した”面傷”ではございませんので、通常ジュエリーとして使用してさらに傷が広がる心配もありません。SI-2の中でも、綺麗な方だと思います。

ダイヤモンドの「ピンク」は内部の結晶構造の”ズレ”による、光の「選択吸収」の結果、生じる色です。これがもっと大きくずれてしまうと、なんと「ブラウンダイヤ」になってしまいます。ちょっとのズレなのに、価値はピンとキリぐらいの差が生じるということですね。よく脇石として使用される「トリートピンク」と呼ばれるメレダイヤは、その仕組みを利用して、もともとブラウンのダイヤモンドをピンク色に調節している・・・というわけです。何とも、人間の探求心の深さと技術の高さに頭が下がりますね。

「ファンシー・インテンス・ピンク」は、混じり気のない、鮮やかなピンク色にしか許されていない呼称です。
外見は儚げな、可憐な一粒ですが、過酷な状況下で成長し、厳しいカラーグレーディングをくぐり抜けている逞しいダイヤモンドというわけです。
詳しくは上記写真、もしくはこちらから↓

http://www.favoritestone.jp/SHOP/209022.html

☆0.311ct☆ ファンシー インテンス ピンク ダイヤモンド

☆0.311ct☆ ファンシー インテンス ピンク ダイヤモンド

☆0.311ct☆ ファンシー インテンス ピンク ダイヤモンド